●１５畳モデル（W=4.5m, D=5.4m, H=2.4～3.9m）でのSWF分割配置位置の検討
右に、天井高さ2.4m横使い配置でのSPK高さ30/60/90cmでの100Hz以下のみでの評価点の
分布図を示す。最大周波数が低いので、メッシュの間隔は30cmと荒くし、壁から30cm離れた点
から計算している。（２マス目との境目が壁から60cmになる）
100Hz以下では斜め後方に高いポイントの山がある。
下に示す100-400Hzでの分布では中心から後方へ90cm下がると前方には特に高い山頂が現れる。
（100Hz以上の分布図は、メッシュを10cmと細かくしてSPKの高さも15cm刻みにしている。）
その他にも細かく見れば置けそうなポイントは沢山見つかる。
次は、同じ天井高さで部屋を縦使い配置とした場合である。
こちらも低域専用のSWFを置ける場所は後方側に出来るが、あまり下がるとポイントは低くなる。
100-400Hzでの分布では置きたい所に谷が広がっているが、そこをずらせばピークはある。
天井高さを2.7mとした場合（横使い配置）
天井高さが2.7mになると、100Hz以下の良いポイントがかなり増える。
SWFの設置場所は後ろか真横が良い。
100-400Hzでの分布では、横使い配置では正面壁から使いやすそうな距離には谷があるが、
そこを避ければ高いピークもかなりある。
天井高さを2.7m（縦使い配置）
次は、同じ天井高さで部屋を縦使い配置とした場合である。
100Hz以下の良いポイントは聴取位置が中心から後方60cmまでで、後ろの壁際が良い。
100-400Hzでの分布では、前方にも良い評価点の山頂はあるのでSPKのサイズにより選択可能。
天井高さを3.0mとした場合（横使い配置）
この高さでは、100Hz以下の良いポイントがなくなってしまう。
低域に関してはこの寸法比は良くないようだ。
天井高さを3.0m（縦使い配置）
次は、同じ天井高さで部屋を縦使い配置とした場合である。
100Hz以下の良いポイントは後方の隅に出来る。
100-400Hzでの分布では、前方にも良い評価点の山頂はある。
天井高さを3.3mとした場合（横使い配置）
100Hz以下の良いポイントは60cm下がった時に前方に出来る。
この時、100-400Hzでの分布では前方に谷が広がってしまうので、-90cmまで下がった方が
使いやすい。
天井高さを3.3m（縦使い配置）
次は、同じ天井高さで部屋を縦使い配置とした場合である。
低域の伝送特性の良い場所は90cmまで上げるとピンポイントで出来る。
100-400Hzでの分布では、前方にも良い評価点の山頂はある。
天井高さを3.6mとした場合（横使い配置）
100Hz以下の良いポイントは60cm下がった時に前方に出来る。
100-400Hzでの分布では、前方の谷を避ければ良い場所は沢山ある。
天井高さを3.6m（縦使い配置）
次は、同じ天井高さで部屋を縦使い配置とした場合である。
100Hz以下の良いポイントは後方の隅に出来る。
100-400Hzでの分布では、前方にも良い評価点の山頂はある。
天井高さを3.9mとした場合（横使い配置）
100Hz以下の良いポイントは60cm以上下がった時に前方に出来る。
100-400Hzでの分布では、前方の谷はSPKを高く置けば回避できる。
天井高さを3.9m（縦使い配置）
次は、同じ天井高さで部屋を縦使い配置とした場合である。
100Hz以下の良いポイントは後方の隅に出来る。
100-400Hzでの分布では、良い評価点の山頂はピンポイントだが少しはある。
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