コンパルソリー課題のチェックポイント：アメリカンワルツ、フォックストロット
●アメリカンワルツ	※ポジションの図解はスリーターンのポジション研究の後半にあります。
パターン説明： この図は、辺でリンクのセンターラインを越えないようにぎりぎり大きく取った場合です。 直径12mの半円より少し深く回し込んでもこれが限界。 このスピードではコーナーに余裕があるので、ｺｰﾅｰを深く一杯に使うには辺では210°以上に深く曲げてセンターラインを超さないとパターンが入らない。 スタート位置はホッケーの赤い円の内側を通り、ブルーライン内側の赤い○印を目標にすると位置が決まります。 ﾖｰﾛﾋﾟｱﾝと同じで、男性BO(女性SW3)の方向がﾛﾝｸﾞｱｸｼｽに向かう事で、カーブの切り返しが楽になる。 コーナーを回る部分は、辺のカーブより少し小さく締めて、ゴール裏のSWRが中央になるように調節します。 リピートも小さく締めて赤い円の内側からはみ出ないようにします。
Step No. /エッジ/beat	内容説明
1. 男 RFO3-RBI 3+3 　 女 LBO-SWR 6	ワルツポジションの正面位置を保って真正面へストロークに出る。 カウント2拍目ではFLを二人で揃えて後方へDOWNのまま伸ばし、カウント3の後の＆カウントでUPして足が揃う。（先に肩を開いたり回したりしない） そのままFLを素早くSWし、カウント４で男性スリｰ。ﾖｰﾛﾋﾟｱﾝのカウント３とは1拍違うので、早くならないように注意。FLのSWはカウント４で振り切り、カウント５では戻し始める。カウント６では足元に揃っていること。FLの位置は二人で一体となるように前後方向共に気を付ける。 ポジションはカウント３で接近した位置にUPした時で肩が30°回るくらい、ターンで45°位で押さえ、それ以上は回されないようにチェックして止める。ターンでは追い越さずにターン後も平行に並んでそのまま滑れる状態を保つ。 BO側が腰を開いてしまうとエッジが止まり、一緒に滑れない。へそをエッジと同じ左へ向けて脇の下をギュッと捻ることで腰が開くのを止める。足を揃えるまでこれをキープし、次のストロークの準備でさっと肩を入れ替える。
2. 男 LBO-SWR　6 　 女 RFO3-RBI 3+3	足を揃えて次のストロークに出る際、カウント２のFLを伸ばしてダウンした時に二人が正面位置になるように細心の注意を払って踏み出す方向を調整する。 BO側（男性）はエッジを外へ深く入れることで女性が正面に入りやすくし、アウトのカーブをしっかり取る。BOを置く方向がｼｮｰﾄｶｯﾄするとカーブが浅くなり、女性を外へ運んでしまう。（二人の距離が離れる原因） ターン後のＢＩでＦＬを揃えるまでずっとＳＬ側の肩の真上に乗っていること。正しい正面のストロークに出れば後は男女逆で同じ動きの繰り返し。
3. 男 RFO-SWR　6 　 女 LBO-SWR　6	ローブの最後はターンしないので、FLのSWでUPしてもホールドは回らないように止める。BO側も腰を開いてしまわないように注意。肩を止めてそのまま正面を保ったままで次のストロークへダウンする。この時女性は次の男性スリーへのフォアを内側から出やすいようにＣＥでポジションを外へ振る。
4. 男 LFO3-LBI 3+3 　 女 RBO-SWR　6	（同じ動きの逆回転繰り返し） トレースはフォア側が内側から出て、UPでトレースが交差した所でスリーする。
5. 男 RBO-SWR　6 　 女 LFO3-LBI 3+3	※ストローク後のカウント２でFLを二人合わせて後方へ伸ばした時、真正面を確かめてその方向へUPするとポジションが乱れにくい。
6. 男 LFO-SWR　6 　 女 RBO-SWR　6	（ＦＬのスイング軌道を常にトレース上に乗せるつもりで動くと良い。 内側に巻き込んだりトレースより外に出すと二人が離れてしまう。）
7. 男 RFO3-RBI 3+3 　 女 LBO-SWR　6
8. 男 LBO-SWR　6 　 女 RFO3-RBI 3+3
9. 男 RFO-SWR　6 　 女 LBO-SWR　6	コーナー手前のSWRは、次のスリーがコーナーを回るために斜めに入るように調整する。
10. 男 LFO3-LBI 3+3 　　女 RBO-SWR　6
11. 男 RBO-SWR　6 　　女 LFO3-LBI 3+3
12. 男 LFO-SWR　6 　　女 RBO-SWR　6
13. 男 RFO-SWR　6 　　女 LBO-SWR　6	リンクエンドでの6拍SWRはホールドの肩の向きが回らないように抑える。
14. 男 LFO3-LBI 3+3 　　女 RBO-SWR　6
15. 男 RBO-SWR　6 　　女 LFO3-LBI 3+3
16. 男 LFO-SWR　6 　　女 RBO-SWR　6	コーナーの出も振り回されないように回転をコントロール必要。
●フォックストロット
パターン説明： 全体は直径10mのローブですが、リピート部は直径16mと緩く、CR前のLFOも直径12mとやや緩い。 男性CR3からの右回り４拍だけが直径8mと非常にカーブがきつい。ここだけは根性で180°曲がり切ります。 その後は全て直径10mで同じカーブ。 スタートの第１stepでブルーラインを超え、step4のCRをレッドラインに沿ってリンク中央に向かい、男性BOの切り返し(女性CR3)はブルーラインに乗せます。 女性CR3後のバックランからCRで戻る方向まで曲げ、男性CR3後のRBOをゴールへまっすぐ出るようにします。 これで女性アウトモホークをリンクの少し奥に向けて入れれば、リピートの位置が合います。
Step No. /エッジ/beat	内容説明
1. 男女 LFO　1	OPENポジションは、前側の肘を縦に絞って胸を正面向きにする。
2. 　XB-RFI　1	(肩が相手を向くとXBが入りにくい。) ゆったりと大きなリズムの中で、さっとXBを入れる。
3. 　　 LFO　2	XBがフェンスと平行で、LFOエッジは45°左方向。OPENのホールドをしっかり保ったままで自然なﾛｰﾃｰｼｮﾝを掛けて次のCRでリンク中央方向が正面になるようにカーブをリードする。 ここまでは助走（リピート）のRFIのポジション：女性が先行し、男性は内側から女性に付いて行く形をキープ。次のCRに入る前の"&"カウントで左足のカーブを右足が交差することでホールドは回さずにエッジの進行方向が変わり、自然に男性が前のポジションになる。（女性もそのように動く）
4a. 男 CR-RFO3 1+1 　　 女 CR-RFO　4	リンク中央を向いたままで肩は回さずにＣＲに出る。正面よりさらに左肩側へRFOエッジが入ることで男性はターン前の捻りが出来る。この時男性右肩がそのままだと正面にCR出来ないので、右ひじを伸ばして右肩を女性の前へ出し、女性に背中を向ける。 そのままダウンで明確なアウトカーブを1拍滑り、男性は左手で女性のポジションを右肩やや後ろへ調整しながらUPでスリーし、ターン後は直ちにホールドをワルツに切り替える。（肩をチェックしているのでやや外側のポジション） 女性は男性のスリーする方向を見てターン後正面になる位置へ同時にUPして男性に合わせる。（勝手に先に行ってはいけない）
（4b. 男 LBO　2）	男性はターン後のＢＩでワルツホールドの正面を確かめながら、ＢＩエッジの踵の後ろへＢＯエッジを深く入れる。その為には、スリー後のＢＩを真上から押えている事。（軸が右肩から外れると横にワイドステップになる）カーブは深くするが回してはいけない。エッジをリンク中央方向へ深く入れれば自然に曲がる。 女性はワンフットでダブルニーベンドしながら正面に付いて行く。男性はその後LBOエッジを2拍最後まで深く乗り続けることでダウンのまますっとCEしてエッジをRBOへ切り返す。（CEのカウントが早くなると女性がCRに入れない）
5. 男 RBO　　2 　 女 CR-LFO3 1+1	女性は男性のエッジ切り返しには付いて行かないで一旦カーブの外へ抜けてからCR-LFOを正面に入れる。（正面のまま追うとCRが外へ出てしまう） 男性はいったん女性を内側へ引き込んでから、切り返したRBOをしっかりカーブに乗せて女性がターンする場所を空ける。（男性が止まると女性が前を塞がれるので、どんどん下がること。）そのまま二人が近い位置にUPしてターン。
6. 男 LFO　　1 　 女 RBO　　1	接近してターンすることで次のステップが出やすくなる。 ホールドは急に回さないでＵＰでの回転を持続し、
7. 男 pr-RFI　1 　 女 pr-LBI　1	ランで正面位置（男性RFIが女性の外）まで来たらそれ以上は回さない。女性のバックランはポンポンと弾むように。
8. 男 LFO　　2 　 女 RBO　　2	正面位置のまま男性LFOエッジが女性の外へ出るまで十分にカーブし、そこからダウンでCRにアプローチする。
9. 男 CR-RFO3 1+1 　 女 CR-LBO　　2	ホールドは回さずに肩と平行になる方向へCRを入れることで脇の下がギュッと捻られた形でCR後のエッジに乗る。ホールドはワルツの正面を外さない。（下を捻っているので足の位置はタンゴになる）男性はその捻りをほどくだけでターン、女性は捻ったままで我慢。
10. 男 LBO　　2 　　女 RFO　　2	男性はターン後のチェックからワルツの正面を確認しながらLBOエッジを右足踵の方向へ深く入れる。 女性は捻ったへその方向を逆に入れ替えることで肩を動かさずにそのまま正面へ出る。男性のBOエッジに合わせてカーブを深く追い、男性のバック切り返しに合わせて一緒にUPし、次のストロークへのタイミングを合わせる。
11a. 男 RBO　　1 　　 女 LFO　　2	男性は女性のLFOが正面に置けるようにBO切り返しを背中へ置く。女性がMo前の足を踏み出しやすいように十分待ってから出ること。 女性は一旦男性側正面に普通にアウトエッジを置き、エッジのつま先がカーブして左を向くことでターン前の体勢を作る。この時、ＦＬが背中に入ると２拍待てないのでＦＬは外（右）へ開く方向へ出す。
（11b. 男 pr-LBI 1）	男性はバックランへカーブしながらOPENのホールドになる準備をする。この時、ホールドは回さないでエッジの方向が変わることで下半身との捻りを作ること。 （バックランはロングアクシスへ出て、ランの３歩目はショートアクシスまで回さないでリンクの奥へ向けて置く。）
12. 男 RBO　　4 　　女 ClMo-RBO 4	女性がモホークの足を置く前には男性はOPENのホールドの準備を完了している。（RBOを置くだけの体勢） 女性は肩の方向はワルツからOPENになる形になるが、ターン前のLFOは最後まで左肩方向を保ち、背中が前に向かないようにする。その為にはへそを左へ向けて脇の下がギュッと捻られていること。 この体勢から右足を踵に付けて左足をくるっと回すことでMo-RBOを押さえる。 二人でRBOに乗ったら、肩を回さないように注意しながらFLを正面にリフトし、RBOエッジの踵を左肩方向へ出す。これによりホールドを回さないで深いカーブに乗れる。女性は肩が男性側を向きすぎるとエッジが滑らないので、顔を右側へ残してポーズをとる。 4拍の最後で普通にRBOのカーブ上に立ち上がり、FLを足元に揃えながらへその方向を一瞬右に残す事でCE（ｼｮｰﾄﾁｪﾝｼﾞ）を行い、RBIカーブのﾛｰﾃｰｼｮﾝを作って次の足を用意。この時FLのつま先は正面まで(左に向けすぎない)
13. 男女 LFI　　2	ダウンからへその方向を左へ向け直すことで、ホールドの向きは変えないで（肩を動かさずに）左インに出る。 ここでRBOの回転が残ったままだと女性が振り回されるので、ホールドの回転はＣＥで止まっていること。 前でつないだ手は二人の中間点（ホールドの正面）のまま動かさず、インに出る時も左右へずれないようにすること。これにより、次の足をワイドステップにならずに足元から置ける。
14. 　 RFI　　2	次のインサイドもホールドは全く動かさずに、へその方向が左から右に変わるだけでLFIの男性前からRFIの女性が前のポジションになる。 そのまま左足のつま先を右へ入れることでリピートのLFOに戻る。
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