コンパルソリー課題のチェックポイント　：　チャチャコンゲラード
パターン説明： パターン図はチャチャのパターンにもあり、そちらの方がより深いカーブになっています。 この図はエッジをあまり滑らせないで足元で踏む、マスタークラス相当のパターンです。 図はどのステップも同じ速度（1beatで進む長さは同じ）で描いていますが、step7-12の部分はやや速度が落ちるのでこの図ほど深く曲げなくても良いでしょう。 Step7-8の方向は、図ではリンク中央へ深く入るように描いていますが、実際には真横へそのまま流し、step8の切り返しは180°曲げないで90°で済ますのが一般的です。 スピードを出すジュニアの試合では、最初のラン２歩でリンク中央へまっすぐ向かい、step6では中央ラインを越えて反対側まで出ることが多いようです。（そうしないとstep10で壁にぶつかる） リピートで距離が伸びてしまい、slip-stepがレッドラインを越えてしまいがちなので、特にstep36のインサイドSWRは深く曲げてレッドラインから離れるようにすると後が楽になります。
Step No. /エッジ/beat	内容説明
1. 男 RFI-pr 1 　 女 LBI-pr 1	助走最後のポジションはワルツ正面だが、ここで一気に方向をリンク中央へ曲げるため、ワルツの正面から男性は女性の内側へ回り込むようなカーブでアウトサイドポジションに踏み込む。女性もカーブを合わせて男性を右へ入れる。
2. 男 LFO 1 　 女 RBO 1	ランの２歩目でショートアクシスへカーブを曲り切り、直ちにＵＰで直立した姿勢に移行する。（パソの最初の所と同じ感じ）　アウトサイドのポジションのまま、エッジをフラットに起こすことで次のSlipStepができる。
3. 男 LF-Rff 1/2 　 女 LB-Rff 1/2	直立した姿勢で素早く1/2カウントの両足SlipStepを３回行う。ポジションはサイドのまま。
4. 男 RF-Lff 1/2 　 女 RB-Lff 1/2	頭が上下しないように押さえたままで足を素早く「サササ」と動かす。
5. 男 LF-Rff 1 　 女 LB-Rff 1	ルールブックでは1/2カウント後に女性はXB-LBOになっているが、男性ステップと同様にSlipStepで左足が後ろになっている状態からそのまま右足をＸＦに上げるだけでも良い。（エッジが右へ入れば自然にXB-LBOの形になる） 次のクロスタッチダウンへのカーブを作るため、最後でエッジを外へ振ると同時にホールドをほどいて両手のハンドインハンドに手を繋ぎかえる。
6. 男 XF-RFO (L-td) 2 　 女 XF-RBI (L-td) 2	サイドにいたので、カーブが変わると自然に真正面のポジションになる。深くクロスした下半身のひねりに沿うように手を前後方向に動かすが、頭の位置は正面のままでずらさない。タッチダウンの後、女性はカーブを切り返すためにRBIエッジを深く戻し、素早く次のXFへ足と肩を入れ替える。男性も同様。
7. 男 XF-LFO (R-td) 2 　 女 XF-LBI (R-td) 2	逆方向のカーブへ足と手を入れ替えて再びタッチダウン。この時男性はクロスに深く踏み込んで女性の右側に足を入れる。肩の向きは体の捻りで左右に動くが、ホールドは正面のまま。２拍の最後で真横に並んで女性はLBI3、男性はRFO-Rk。
8. 男 XF-RBI (L-td) 2 　 女 XF-RFO (L-td) 2	ターンで肩の捻りを逆にして女性が先行する位置でタッチダウン。女性の捻りがきついので、男性は女性の後ろには入らないで横に並ぶ感じ。２拍の最後で男性は体の捻りを逆に戻して女性とのポジションがサイドから逆へ入れ替えるように動く。
9. 男 XF-LBI (R-td) 2 　 女 XF-LFO (R-td) 2	足を逆側へクロスして４回目のタッチダウン。その前のカーブがきついので２拍目までにポジション移動が完了すれば良い。最後には女性がやや右へ出る。 ここまでのクロスタッチダウンは距離が伸びないようにカーブを深く小さくして動く。足元がガリガリ言わないように下がすいすい動く感じ。重心位置は左右に振らないで、体の捻りを使って上下に動く。
10. 男 RBO-LFI 1+1 　　女 RFI 2	両手のハンドインハンドから右手を離して男性はワルツのホールドを用意し、ポジションは移動せずに男性がそのままRBOからLFIに踏み出すことで自然に女性がモホークする場所が空く。
11. 男 RFI　4 　　女 clMo-LBI 4 　　　　& Td	女性がクローズドモホークでワルツに組み、３拍目でＦＬを開いてアクセントを付ける。（ここでカーブをぐっと踏んでリンク中央へ方向を変える） ４拍の最後で一瞬タッチダウンし、
12. 男 RFI-slch 2 　　女 LBI-slch 2	そのままの方向（ショートアクシス）へスライドシャセ。ホールドはワルツだが、次に女性がフォアに出る為に少しOPENに向く準備。
13. 男 LFI 2 　　女 RFO 2	ホールドがOPENになる（やや戻る）方向へ二人の肩を揃えて踏み出す。ポジションは横に並んで出るが、２拍目で女性を前に出して男性が女性の後ろへポジションを変える為に早めにホールドの手を頭の上にあげる。
14. 男 XB-RFO 1 　　女 XB-LFI 1	女性の手を頭の真上に上げてXBと同時にターンを始動、男性は回転を補助するためにホールドしていた右手を使って女性の左肩の後ろを軽く押す。女性の後ろに入るためにXBで待つ感じ。
15. 男 LFI-ch 1 　　女 opMo-RBI 1	女性のターンに合わせて男性はシャセに足を戻す。ターン完了で素早くワルツのホールドに戻る。
16. 男 RFO 2 　　女 LBO 2	ワルツの正面位置を確かめて２拍のストローク。リンク中央方向へ入っているので、リンクのコーナーへ戻るために深いカーブが必要。
17. 男 LFO3-LBI 1+1 　　女 RBO 2	カーブを逆方向へ切り返して男性のスリーターン。男性が外へ溢れないように正面から入る。
18. 男 RBO 2 　　女 LFO 2	男性のＢＯカーブを深くしてリンクのコーナーを小さく曲がる。女性も振られないようにカーブを深く。
19. 男 LFO 2 　　女 RFI 2	男性は女性の前を広く開くようにフォアを向き、腰を入れたOPENポジションを作る。女性も次のランに備えてインをしっかり踏む。
20. 男 RFI 1 　　女 LFO 1	正しいOPENポジションを保ってラン（男女の足が違うので歩幅を揃え、真横に並んで出る）
21. 男 LFO 1 　　女 RFI 1	ランから直ちに逆カーブのシャセに入るので、特に注意して最後は正面ニュートラルに足を揃える。同時に肩に置いた手を外して両手のハンドインハンドに持ち替える準備。
22. 男 RFO 1 & ch 　　女 LFI 1 & ch	シャセに出ながらOPENで肩を合わせた手を下から回して繋ぐ。（男性が女性の肩の後ろへ腕を入れる） １拍の最後で足を揃えてシャセ
23. 男 RFO-SW 3 　　女 LFI-SW 3	肩を合わせたままストロークに出、２拍目で手を前に出すのに合わせてＦＬをＳＷし、Moの用意（ターンの前に前の手は離す）
24. 男 clMo-LBO 2 　　女 clMo-RBI 2	ターンと同時に反対側の肩で相手の場所を確かめ、（ターンで肩が回ると二人の距離が離れるので、ターン後も背中を合わせた肩の向きをキープ） すぐに背中側の手を下して手を繋ぎ、女性は次のステップの為に体の捻りを反転、男性は捻りをほどかずに肩を外へ向けたまま次のクロスを深く入れる。
25. 男 XF-RBI 2 　　女 XF-LBO 2	ＸＦに足を差し込みながら繋いだ手を肩から下へ回転させて前に戻す。（真下に回さないと二人が離れてしまう） 男性はここで女性側を向くと肩が回って女性を押し出してしまうので、外向きのまま手だけ戻す。
26. 男 LFO 2 & ch 　　女 RFI 2	前に回した手の方へ向いてフォアに踏み出す。この間に手を持ち替えてキリアンのポジションになる。２拍の最後で男性はシャセ、女性もインでUPして動きを合わせる。
27. LFO (R-td) 2 　　男女同じ	キリアンでシャセのようにタッチダウンし、下に押さえるようにして次のＸＦへストロークを踏む
28. XF-RFI (L-td) 2	クロスして同様にタッチダウン、
29. LFO (R-td) 2	もう一度同じステップ、しっかりカーブを取ってリンク中央へ出る
30. XF-RFO 1	ＣＲのようにホールドの面は動かさないでへその方向だけを右から左へ向けてRFOを深く入れる。これが浅いと次のＸＢが入りにくい。一瞬だが、右へのカーブにすっと入ることが重要。（キリアンのCho前と同じ）
31. XB-LFI 1	RFOで作った右カーブの同じ方向へXB-LFIを置く。しっかりダウンでエッジ深くするが、インで回す動きはしない。そのまま正面で次のインの用意をする。
32. RFI 1 & ch	ホールドの面は回さないでそのまま正面から足元につま先を開いてRFIを置く。（へその方向を右に向け直す感じ）１拍の最後で前に出したところに足を揃えてシャセ、
33. RFI 1	もう一度同じようにRFIに出、
34. LFO 1	そのまま普通のキリアンポジションでＬＦＯストローク、
35. XB-RFI 1	そのまま（男性は女性の後ろのまま）の位置でＸＢに足を入れ、
36. LFI-SW 4	へその方向を右から左へ向け直すことでホールドを動かさずにＬＦＩに深く出る。そのまま回さないでインエッジを倒して左肩方向へ滑らせることで男性が前のポジションになる。 へそを左へ向けた捻りを強く保ったまま女性が男性の後ろに付いて行くことでカーブを深く回り切る。ホールドや腰を回すと女性の行き場がなくなるので注意。
37. 男 RFI 2 　女 RFI-opMo-LBI 　　　　1+1	ホールドは動かさないでへそを右へ切り替えて右肩方向へ出ることで深く戻る方向へインを踏み出し、女性はモホークすると同時に手を持ち替えてワルツのホールドになる (注): ISUの資料ではOpenポジションと記載されているが、手を持ち替える時に一瞬openを通過するだけ。
38. 男 LFO 2 　　女 RBO 2	男性は右へ出た女性を追ってワルツに組み、２拍は正面位置で滑る。一旦外に出る感じから深くカーブに乗って、リピートのランはアウトサイドのポジションに踏み込み、リンク中央へ戻る
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