コンパルソリー課題のチェックポイント：ヨーロピアンワルツ、フォーティーンステップ
●ヨーロピアンワルツ 　　　　※ポジションの図解はスリーターンのポジション研究にもあります。
パターン説明： ヨーロピアンはパターンがずれやすい課題。 辺が伸びてコーナーに詰まったり、ﾘﾝｸｴﾝﾄﾞ でスリーが４回で届かなかったりしやすい。 リンクに上手く収める為には、ホッケーの ラインを目印にするとよい。 最初のスタートで赤い円の外周をかすめ、 １つ目のカーブはブルーラインを越えた所、 ２つ目のカーブをブルーラインの手前にし、 ３つ目のカーブは赤い円の縁へ戻す。 男性スリー後のBOを出る方向がﾛﾝｸﾞｱｸｼｽ になる（女性スリーの入りがﾛﾝｸﾞｱｸｼｽ） ようにして辺の切り返しはあまり回さない ようにすると楽になります。 コーナーに入った後は、男性スリー２回目 でゴールラインを超え、３回目のスリーが ゴールの裏になるようにしないと、ﾘﾋﾟｰﾄが ずれてしまう。
Step No. /エッジ/beat	内容説明
1. 男 CR-RFO3　2+1 　 女 LBO3	男性はスリー前にCR後のRFOで女性の正面に入るので、助走最後のLFOは 女性のBO切り返しを追わないでいったん左へ大きく行かせ、次のカーブへ 内側からCRを入れる。CRに出る時は肩は平行正面で、急に捻ったり回したり しない。RFOに出てから内側の肩を引いて逆回転のローテーションとターン するポジションを作る。 女性は肩が回りすぎないようにしてBOエッジをCEで切り返し、男性を正面 に入れるようにBOに出る。 ワルツホールド正面でダウンで二人がカーブに乗ってから、カウント３でUPし 接近した位置でターンする。（二人が同じ軸に立ち上がる感じ）
2. 男 LBO　3 　 女 RFO3　2+1	ニーアクションを柔らかく使ってホールドを急激に回さないようにしながら次の ストロ－クに出る。エッジを滑らせるにはホールドした上半身とへそから下の 下半身を別々にフレキシブルに使う。（ここは連続スリーと同じ動き） 女性はターンを焦らないようにダウンで十分に滑り込むことでUPの捻りを作り 男性がBOエッジを深くすいっと滑らせて立つことで女性がスリーで通過する 場所を作る。二人のUPの膝のタイミングを合わせる。
3. 男 RFO　3 　 女 LBO　3	ターン後のBOを女性は深く踏むが、男性はそれを追わずにカウント２でRFO のトレースを外へ交差させる。（CRの為にエッジは直線的な方向へ向ける） カウント３で女性がCEの為の切り返しを始めるのに合わせて男性はCRの LFOを女性の正面に置き、左肩を少し引く感じで上半身の捻りを作り、左へ のローブをリードする。（カーブを合わせるためにCRは浅めに入れる） カーブの切替（女性BO-BO、男性CR）で肩を回すとその後のターンで振り 回されやすいので、ホールドは回さないでエッジだけ左右に振ると良い。
4. 男 CR-LFO3　2+1 　 女 RBO　3	（以降、最初と同じ動作の逆回転を繰り返し）
5. 男 RBO　3 　 女 LFO3　2+1
6. 男 LFO　3 　 女 RBO　3
7. 男 CR-RFO3　2+1 　 女 LBO　3
8. 男 LBO　3 　 女 RFO3　2+1
9. 男 RFO　3 　 女 LBO　3
10. 男 CR-LFO3　2+1 　　女 RBO　3
11. 男 RBO　3 　　女 LFO3　2+1	ここからはコーナーのスリー連続。 →　基礎ステップのスリーターンで詳しく説明あり。
12. 男 LFO3　2+1 　　女 RBO　3	（スリーの入りを正面から外すとカーブがどんどん外へ膨らんでしまう。 　ワルツホールド正面を崩さないこと。）
13. 男 RBO　3 　　女 LFO3　2+1
14. 男 LFO3　2+1 　　女 RBO　3
15. 男 RBO　3 　　女 LFO3　2+1
16. 男 LFO3　2+1 　　女 RBO　3
17. 男 RBO　3 　　女 LFO3　2+1
18. 男 LFO　3 　　女 RBO　3	コーナーを出て次に男性がCR3するので、女性はBO切り返しの準備、 男性はCRの為に女性を追わずにＣＲを入れるスペースを作る。
●フォーティーンステップ
パターン説明： ＩＳＵのパターンでは中央のSWRが とても大きく見えますが、実際のｶｳﾝﾄ から正確な図にすると、これが正しい 比率になります。 図の中央のSWRは1/3円(120°)の 角度ですが、ここをもっと回し込む 場合は前後のランをその分曲げる ことでコーナーのステップは同じ 角度で入ることが出来ます。 戻りが浅いと中央のSWRが赤い印の 外側に出がちだが、頑張って戻って 赤い印の内側に入れるとカーブの深さ を強調できます。 フォーティーンはリピートで位置がずれ やすいですが、２つ目のﾗﾝでﾛﾝｸﾞｱｸｼｽ まで戻し、ｺｰﾅｰでの男性moの入りを 内側に向けてmo後のラン２歩目で ゴール前を通過するようにすると リピートが戻りやすい。
Step No. /エッジ/beat	内容説明
1. 男 LFO　1 　 女 RBO　1	ワルツホールドの正しいポジションでストローク。 （男性やや内側）
2. 男 RFI-pr　1 　 女 LBI-pr　1	近い位置で深く踏み込む事で足が当たらないようにラン。 （クロスしない事）
3. 男 LFO　2 　 女 RBO　2	２拍の最後で力強くUPして、正面ニュートラルを通過してからCE
4. 男 RFO-SW　4 　 女 LBO-SW　4	しっかりダウンしてからストロークし、リンク中央へ深くSWRを入れる ４拍の最後でFLを揃えながら再び正面ニュートラルを確認
5. 男 LFO　1 　 女 RBO　1	ダウンしてCEでインを押さえてから再びラン。
6. 男 RFI-pr　1 　 女 LBI-pr　1
7. 男 LFO　2 　 女 RBO　2	ラン３歩目で緩やかに肩を回して女性がフォアに出る準備、 次のステップへの＆カウントで肩が進行方向を向く。
8. 男 RFI　1 　 女 LFO　1	そのまま肩を回さずに脇の下を捻ってフォアに踏み込む。
9. 男 OpMo-LBI　1 　 女 XB-RFI　1	肩を捻って半身の体勢のままUPでXB（女）とMo（男）を入れる 男性はチェックで肩と腰の回転を止める。
10. 男 RBO　1 　　女 LFO　1	ホールドは動かさずに下との捻りを保ったままラン、バックラン。
11. 男 LBI-pr　1 　　女 RFI-pr　1
12. 男 RBO　1 　　女 LFO　1
13. 男 XF-LBI　1 　　女 OpMo-RBO　1	（テンフォックスと全く同じ動きでターンを押さえる）
14. 男 RFI　2 　　女 LBI　2	リピートのランの前にＦＬを揃えてワルツ正面を確認する際に、カウント２で ビシッと立つことできびきびした動きを演出する。
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